夜の読書感想文「電気じかけの鯨は歌う」

夜の読書感想文

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就寝前のひととき夢に至るまでの道すがら

休日の心休まるひととき

つかの間の時間、現実と乖離させて空想の世界を見渡す感覚

私の読んだ本の中でおすすめしたい一冊です

電気じかけの鯨は歌う

ヒトはもう、創作らなくていい――

人工知能が個人にあわせて作曲をするアプリ「Jing」が普及し、作曲家は絶滅した。
「Jing」専属検査員である元作曲家・岡部の元に、
残り少ない現役作曲家で親友の名塚が自殺したと知らせが入る。
そして、名塚から自らの指をかたどった謎のオブジェと未完の新曲が送られてきたのだ。
名塚を慕うピアニスト・梨紗とともにその意図を追ううち、岡部はAI社会の巨大な謎に肉薄していく――。

私達はなぜ創作するのか。この衝動はどこから来るのか。
横溝正史ミステリ大賞受賞作家による衝撃の近未来ミステリー!

講談社Book倶楽部より引用
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AIの発展に侵蝕される音楽業界で生きる人たちの物語。
近い未来同じような変化がいろいろな文化や職業に起こるのだろう。最近も「昭和レトロ」ブームがあったように、いかに便利な時代になっても、旧き良き、人が創り出したものを愛する気持ちは、必ずや多くの人の心のなかにあり続けると思う。
自分もいつまでもそういうものを好きでい続けたい。

ブクログのレビューより引用

一つ一つの言葉が強く内容がとても綺麗で作者さんの人間性がよく出ていると感じた。

近未来、様々な仕事はAIに取られることは予測されている。 しかし芸術はAIには厳しいと言われる中、すごく単純なやり方でこの問題を解決していて作者さんのひらめきに感心した。

一人の願いが様々な人が望むように解釈されて沢山の曲を作り出す。

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