就寝前のひととき夢に至るまでの道すがら
休日の心休まるひととき
つかの間の時間、現実と乖離させて空想の世界を見渡す感覚
私の読んだ本の中でおすすめしたい一冊です
月とコーヒー
これは、忘れられたものと、世の中の隅の方にいる人たちのお話。
徳島書店より引用
喫茶店〈ゴーゴリ〉の甘くないケーキ。世界の果てのコインランドリーに通うトカゲ男。映写技師にサンドイッチを届ける夜の配達人。トランプから抜け出してきたジョーカー。赤い林檎に囲まれて青いインクをつくる青年。三人の年老いた泥棒。空から落ちてきた天使。終わりの風景が見える眼鏡──。
人気作家が腕によりをかけて紡いだ、とっておきの24篇。
夜、寝る前に1話ずつ読み続けた。
ブクログのレビューより引用
絵本を読んでいるかのような感覚だった。
不思議で面白い。改めて文学とは無限であると感じさせられる。
次は中庭のオレンジを寝る前に読む。
もう吉田篤弘の作品なしでは夜を過ごせない。
物語の1番美味しい所を小さく切り取って
コーヒー片手にサンドイッチを摘むように、または眠る時に瞼が沈んで行くまでゆっくり読める本
サッパリとしてて、でも少し物足りなさがあったりなかったり
続きが知りたくなるワクワク感を、最初から最後まで味わう事ができる
生きるために必要な「太陽とパン」ではなく、楽しむための「月とコーヒー」
そんなタイトルも含めて好きな1冊でした
私は「白い星と眠る人の彫刻」と「三人の年老いた泥棒」が特に好き
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