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素朴な疑問:なぜ「挽き目」が大切なのか?
「せっかく高い豆を買ったのに、なんだか味が薄い…」
「いつも同じように入れているのに、なぜか苦くなってしまう…」
そんな経験はありませんか?
もしかすると、その原因は「挽き目」にあるのかもしれません。
同じ豆でも、挽き目を少し変えるだけで味は劇的に変わります。
この記事では、あなたの使っているミルに合わせた挽き方のコツをご紹介します🎶
基本の理解:挽き目と味の関係性
挽き目とは、豆をどれくらい細かく粉砕するかのこと。
その粗さによって、抽出される成分が変わり、味わいが変化します。
- 細かく挽く(パウダー状)
→ お湯と触れる面積が広く、短時間で成分が出る。
→ 苦味やコクが強くなりやすい。 - 粗く挽く(粒状)
→ お湯と触れる面積が狭く、成分が抽出されにくい。
→ 酸味が出やすく、軽やかな口当たり。 - 中挽き(中間)
→ バランスが取れた味わいになりやすい。
つまり、挽き目は味のコントローラーのような存在なのです。
実践編:ミルごとの最適な調整方法
A. プロペラ式ミル(ブレードグラインダー)の場合
- 特徴
安価で手軽。ただし粒度が不揃いになりやすい。 - 調整方法
おすすめは 「数秒ずつ小刻みに挽く」こと。
例えば:
- 5秒 → 粗め(フレンチプレス向き)
- 10秒 → 中挽き(ハンドドリップ向き)
- 15秒以上 → 細挽き(エアロプレス向き) - ポイント
途中で軽くミルを振ったり、蓋を開けて混ぜると粒度が揃いやすい。
B. 臼式ミル(グラインダー)の場合
- 特徴
粒度が均一で、ダイヤルやネジで細かく調整可能。 - 調整方法(抽出器具ごとの目安)
抽出方法 | 挽き目の目安 | 粒度の例え |
---|---|---|
フレンチプレス | 粗挽き | ざらめ糖くらい |
ハンドドリップ | 中挽き | グラニュー糖くらい |
エアロプレス | 細挽き | 食塩くらい |
エスプレッソ | 極細挽き | 小麦粉くらい |

※機種によって調整幅が異なるため、最初は中挽きを基準にして、好みに合わせて少しずつ調整するのがおすすめです。
トラブルシューティング:味がイマイチな時の原因と解決策
- Q. 味が酸っぱすぎる、薄い!
A. 挽き目が粗すぎるかもしれません。もう少し細かくしてみましょう。 - Q. 味が苦すぎる、濃すぎる!
A. 挽き目が細かすぎる可能性があります。少し粗くしてみてください。
ちょっとした調整だけで、驚くほど味が変わります。
まとめ:挽き目を「楽しむ」という視点
コーヒーの挽き目に正解はひとつではありません。
大切なのは、あなた自身が「おいしい」と思えるポイントを見つけること。
毎回ほんの少しずつ変えてみると、新しい発見がきっとあります。
最後に──
「この一杯が、あなたにとって最高のおやすみコーヒーになりますように。」
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